父はデイサービスを始めた頃は盛大に嫌がっていた。
年寄りの集団に入って集団で何かをする。とにかく、悪いイメージを持っていた。
自分はまだボケてはいないし、家でパソコンを触っていたい・・・という思い。
でも父がデイサービスに行く事は母の息抜きや父の介護負担を軽くする意味もある。
そんなこんなでなんとか送り出す日が続いていたが、次第に慣れた様子だった。
介護事業所では個別に分かれてプログラムが実施されていて
中でも楽しみにしていたのが
囲碁
陶芸
作品A お父さん、今は私が使ってるよ~
プログラムだけではなく、一人では難しくなった入浴や、食事やおやつも
考えられている。
私が実家に帰った時、父の様子をのぞきに行った時は皆で演歌を聞いていたり、
数人のグループでお茶を飲んでいたり、リラックスしている様子だった。
作品B C 母にガラクタ認定され捨てられていた茶碗
家にいて母の愚痴を聞かされるよりデイサービスでプログラムを黙々とこなす方が
今思えば父の性に合っていたのかもしれない。